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紀伊民報社

古座川平井でユズ初搾り 爽やかな香り漂う

機械で次々と搾られていくユズ(25日、古座川町平井で)

 和歌山県内で最もユズの生産量が多い古座川町で25日、加工用に使うユズの初搾りがあった。今年は収穫量が多い「表年」だったことから、昨年より約50トン多い約130トンを買い取って加工などに使うことを見込んでいる。加工作業は11月末まで続く。

 古座川流域では、約70戸の農家が約14ヘクタールの畑でユズを栽培しており、同町平井の農事組合法人「古座川ゆず平井の里」(羽山勤代表理事、95人)が買い取って加工販売している。今年はジュースやポン酢、ドレッシングなどに加工する果汁用に約120トン、ユズ茶やマーマレード、つくだ煮の香り付けなどに使う生果用に約10トンを使うことを見込んでいる。  組合の出荷場であった初搾りでは、作業員がユズを機械に入れ、次々と搾っていった。この日は2・8トンのユズから約500リットルを搾った。  羽山代表理事(70)によると、今年は夏に暑い日が続いた後、雨も続いたため例年の「表年」より収穫量は少ないという。台風の強風で傷ついた実が目立ったことから、収穫、出荷共に約1週間早めた。「今年の実は少し小ぶりだが、品質は良い」と話した。  寒暖差が激しい土地で栽培されている同町のユズは、香りの良さが特長。昨年の組合の売り上げは約1億2千万円だった。このほど開発した新商品「すし酢」(300ミリリットル、税込み700円)は、近隣のスーパーマーケットやインターネットなどで販売している。  羽山代表理事は「古座川のユズは香りが自慢で、収穫したら、しただけ売れる。高齢化で生産者が減っているので、何とか後継者を育てていきたい」と話していた。

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