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北羽新報社

寮歌を愛する会49曲高らかに

愛好者が青春時代に思いをはせながら寮歌などを熱唱(キャッスルホテル能代で)

 能代寮歌を愛する会(工藤茂宣会長)の秋の会は24日、能代市元町のキャッスルホテル能代で開かれ、地元会員のほか、関東や関西など全国各地の愛好者45人が参加して母校の寮歌など計49曲を声高らかに歌い、懐かしい青春に思いをはせながら旧交を温め合った。
 同会は寮歌祭を春と秋の年2回開催。工藤会長によると、かつては全国40カ所以上で寮歌祭が開催されていたが、愛好者の高齢化によって現在は半分以下にまで減少しているという。
 60回目を迎えたこの日は、能代山本の会員16人のほか、宮城県や東京都、千葉県、神奈川県、兵庫県、岡山県など県外から29人が参加した。
 開会式で、工藤会長は「今回初めて一高の方々による河童(かっぱ)踊の歌と実際の踊りが披露される。ゲスト、能代会員ともに心ゆくまで寮歌を歌ってお楽しみください」とあいさつした。
 続いて、同会に過去11回駆け付けた常連で今年2月に亡くなった東京都板橋区の木幡功さんを追悼した二高寮歌「散りにし花は」や、岡山市の嶋田浩さんによる歓迎寮歌「鳳陽寮歌 花なき山」(山口高商)、東京都久留米市の吉川章さん・静江さん夫妻の10回参加を記念する「藻の香に染みし」(富山高)などを歌った。
 また、能代高の「凱歌(がいか)」の原曲に当たるとされる一高の水泳部歌「狭霧はれゆく」や、「河童踊の歌」を熱唱するとともに、河童に扮(ふん)した衣装で踊りが披露されたほか、能代高の「戦わん哉」や「北羽に吠(ほ)ゆる」も歌われ、会場を盛り上げた。
 「河童踊の歌」の踊りを主導した東京都墨田区の島崎誠一さん(77)は「東京で歌い継がれた『狭霧はれゆく』が何らかの形で能代に伝わっていることに縁を感じる。踊りはぶっつけ本番だったが、盛り上がってくれて良かった」と笑顔を見せた。
 工藤会長は「病気や体力低下などで参加者が減り、今後のことを考えなければならない時期が来ているが、遠方から来てくれる方が多く熱い思いが感じられ、とてもありがたい」と話した。

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