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障害者支える人を育成、あいサポート運動スタート 苫小牧市、鳥取県と協定締結

協定書を締結し、笑顔を見せる鳥取県の野川副知事(左から3人目)や岩倉市長(右から2人目)ら

 苫小牧市は23日、さまざまな障害に理解を深め、日常生活の中で手助けする「あいサポート運動」をスタートさせた。同日、全国に先駆けて同運動を始めた鳥取県と協定を締結。同県のノウハウを生かして障害の特性について市民に正しく知ってもらう講座を開き、「あいサポーター」を養成していく。人と人が自然に助け合えるような福祉のまちづくりを目指す。

 障害者との共生を進める、あいサポート運動は同県が2009年11月に始めた。講座を通じ、市民がさまざまな障害への知識を深め、障害者が困りがちな点を学ぶ。受講者をあいサポーターとして認定することで、日常生活の中で困っている人を見掛けた際の手助けや配慮を促す運動だ。

 同県が製作したテキストやDVDは視覚、聴覚、知的、発達、精神、高次脳機能といった13種類の障害について解説。視覚的なアナウンスがない環境で聴覚障害者を筆談でサポートしたり、道路で困っている視覚障害者に行き先を聞いて案内するなど、生活の中での”ちょっとした手助け”について学ぶ内容となっている。

 23日の協定締結式に臨んだ岩倉博文市長は、「運動を通じ、人の役に立ちたいと考えている市民の行動を後押ししたい」とあいさつ。

 来苫した野川聡鳥取県副知事は「困っている人に手助けをすることは意外に難しい。運動は行動に移すためのハードルを下げることを狙っており、一人でも多くのサポーターを誕生させ、共生社会の実現に向かってほしい」と期待を込めた。

 同県と協定を結んであいサポート運動に取り組む自治体は9月末時点で、7県7市5町ある。苫小牧市は全国で21番目、道内では登別市に次いで2番目。国内で誕生したあいサポーターは約43万2300人に上る。

 市は同日、市役所で1回目のあいサポーター養成講座を開催。市職員や障害者団体の関係者など約180人が受講を経てサポーターとなり、同運動をスタートさせた。

 年内にも市民向けの養成講座を開催。年間1000人のサポーター養成を目指す。

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