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荘内日報社

日沿道 連携強め早期開通へ

 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)新潟・山形県境地区建設促進大会が22日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡で開かれた。朝日温海道路(朝日まほろば―あつみ温泉間)40・8キロの早期開通に向け、沿線地域や関係機関がさらに連携を強めて運動を展開することを誓い合った。大会には庄内出身の女性タレント3人が日沿道ガールズとして登壇し、女性や利用者の立場から早期全線開通への期待や思いを語った。

 30回大会の節目を迎え、鶴岡市や村上市をはじめ日沿道の沿線から地域住民ら約600人が参加した。主催者あいさつで、建設促進新潟・山形県境地区期成同盟会会長の高橋邦芳村上市長が昨秋に新潟側で本線工事が起工したことなどを報告し、「促進大会も30年の節目の年を迎えた。事業化から5年が経過し6年目に入った。朝日温海道路は両県、国の将来への資産。完成することによって得られる利益はさらに大きいことをしっかりと発言し、形にしていきたい」とあいさつ。県トラック協会の加川操一会長が意見発表し、運送業界の課題の労働時間の短縮や働き方改革を進めるには高速道路の利用が重要なポイントと語り、「40・8キロが完成すれば約30分の時間短縮。月16、17回利用で年間100時間詰まる。運転もしやすく、事故減少にもつながる。災害対策、大雪の際の迂回(うかい)路としても欠かせない」などと意見を述べた。

 続いて「日沿道ガールズトークin庄内」と題して、歌手の白崎映美さん(酒田市出身)、演歌歌手の羽山みずきさん(鶴岡市出身)、タレントの三浦友加さん(同)の3人をゲストにパネルディスカッションを行った。3人は新潟・山形の道路への思いや課題、日沿道への期待について「県内や新潟の行き来が増え、仲良くなることに期待」「日本海側の美しい所、おいしいものを知ってもらえれば、また来てもらえる」「楽しく充実したサービスエリアに。高速道に乗ったり降りたりする今の状態は運転していて不安」などと語った。

 国に要望する▽新潟・山形県境を結ぶ朝日温海道路=日沿道朝日まほろばインターチェンジ(IC)―あつみ温泉IC間=の早期開通を図る▽日沿道等の「重要物流道路」の確実かつ早期の指定▽地域が真に必要とする道路整備を計画的に推進するための予算を長期的かつ安定的に確保する―などとした大会決議を、期成同盟会副会長の皆川治鶴岡市長が読み上げ採択。最後に参加者全員でガンバロー三唱し、早期開通への気勢を上げた。

30回大会の節目を迎え、新潟・山形県境地区の早期開通に向け沿線地域が決意を新たにした(上)左から白崎さん、羽山さん、三浦さんが日沿道ガールズトークを繰り広げた

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