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町派遣の元日ハム選手 池田さん足寄高野球指導

「スポーツを通じて町に貢献したい」と話す池田さん(2月23日、足寄中での球団講演会で)

 4月にプロ野球・北海道日本ハムファイターズから町職員として足寄に派遣される池田剛基さん(33)。所管する町教委では、足寄高校野球部の外部コーチを中心に、少年野球の指導や健康づくりなど幅広く学校・社会教育に関わってもらう考えだ。任期は最大5年間としている。

 同球団と町とのパートナー協定に基づく事業。4日、札幌の同球団事務所で発表された。

 池田さんは2003年、道産子初のドラフト指名を受けて入団。元内野手。引退後の06年から、アカデミーコーチとして道内各地で少年団などを指導してきた。足寄へは任期付き職員として4月1日付の採用(主査)となり、配属は町教委の生涯学習室。

 町教委によると、池田さんは足寄高野球部の外部コーチに就くほか、足寄中、足寄スラッガーズへの指導、スポーツ少年団全般への体力づくり、学校授業、高齢者学級との交流、町民の健康づくりも担う。また6月22日から3日間行われる開町110年記念イベントのスポーツコミュニティー事業にも関わっていく。

 藤代和昭教育長は「キャリアとスキルを生かして足寄の町を元気にしてほしい。町外からの派遣要請にもできる限り応えたい」と話す。雇用は1年更新で、最大5年間としている。

 池田さんは足寄でも野球指導の経験があり、2月23日には足寄中で行われた同球団元投手立石尚行さんの講演会にも同行。この際には既に足寄派遣が決まっており「足寄の方々とスポーツを通じて触れ合いたい。持てる力を発揮し、町の振興に貢献できれば」と抱負を語っていた。

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