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岡田さんが初代優勝者 第1回東京デンサ節大会

第1回東京デンサ節大会で優勝した岡田佳子さん(中央右)=21日、東京都板橋区の電設健保総合健康管理センター(へるすぴあ)

 【東京】第1回東京デンサ節大会(東京みずほ会実行委員会主催)が21日、東京都板橋区の電設健保総合健康管理センター(へるすぴあ)で行われ、都内在住者を中心に31人がデンサ節で自慢ののどを競った結果、埼玉県行田市から参加した岡田佳子さん(41)が初代優勝者に輝いた。会場では400人超が情緒あふれる教訓歌の調べに酔いしれた。

 デンサ節に込められた郷土の教訓の普及と振興、技能向上を目的に、関東在住の八重山農林高校卒業生で組織する東京みずほ会(上原幸豊会長)が初めて開いた。

 大会で出場者は12小節中、「上原ぬ、デンサ、昔からぬデンサ~」で始まる歌詞2小節1番を大会課題曲、おのおのが選択した他1小節を続けて披露した。

 老若男女それぞれ異なる個性豊かな節回しに、目を閉じリズムを取りながら聴き入いる客も。前列に座った那覇市出身の笠原梢さん(70)は「独特のテンポと旋律が昔の八重山の原風景を想像させてくれる。心穏やかに聞けた」と拍手を送った。

 歌三線を中心に八重山古典芸能を習い始めて12年という岡田さんは「八重山の方言が独特で難しい歌だが、思いを込めて歌えたので素直にうれしい。人間として大切な事を教えてくれる貴重な歌。今後も大事に歌い伝えていきたい」と喜びを語った。

 最年少出場者で奨励賞を獲得した明堂杏奈さん(11)=埼玉県=は「沖縄旅行で聞いた三線の音色がすてきで習い始めた。もっと上達して、伊良皆髙吉先生のように三線の魅力を広めたい」と瞳を輝かせた。

 第1回大会を総括した冨里善次実行委員長は「参加者の熱意が表われた記念すべき大会となった。物質至上主義の現代において、先人たちの大切な教えを東京で発信する意義は大きい。今後もデンサ節の精神を伝える場として継続発展させていきたい」と意気込みを語った。

 受賞者は次の通り。(敬称略)  ▽優勝=岡田佳子(埼玉県)▽2位=佐野明子(千葉県)▽3位=藤川貴司(東京都)▽奨励賞=明堂杏奈(埼玉県)▽審査員特別賞=平良蕙永(山口県)▽団体賞=与那国郷友会。(小笠原大介通信員)

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