三谷祭「海中渡御」

蒲郡市三谷町で21日、4台の山車が海を渡る三谷祭の「海中渡御(かいちゅうとぎょ)」が2年ぶりに行われた。氏子たちは下半身を海水に浸(つ)かりながら「わっしょい、わっしょい」と声をあげて山車を引きあげると、大勢の観客から拍手があがった。 昨年は台風による荒天で中止。今年は快晴で波も穏やかな気象条件のもと、午前10時45分に上区を皮切りに、西、北、中区の4台の山車が海の中へ入った。各区の男衆は綱と車輪近くに付いた横棒で約300㍍山車を前進させた。 このうち中区では少子化の影響で山車の中で囃子(はやし)を担当する男子が足りないため、女人禁制を解いて初めて女子6人が担当して海を渡った。廣中康人総代は「祭りの存続を考えると担い手の維持も必要となるため、他の総代たちの了承を得て行うことにした」と話した。
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