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北羽新報社

笑いあり涙あり、ミュージカル熱演

観衆を感動で包んだ能代支援学校ミュージカル(能代市文化会館大ホールで)

 能代支援学校(佐藤淳校長)の第23回ミュージカル「オオカミ少年~ひとりじゃないから~」は19日、能代市文化会館大ホールで上演された。高等部生徒37人が舞台に立ち、羊飼いの少年とその友達を中心とする笑いあり涙ありの物語を熱演。エンディングでは、自分たちで考えた言葉を歌詞にした曲を独自の振り付けとともに披露し、詰め掛けた観客の感動を誘った。

 同校のミュージカルは8年に開始。当初は学校祭で上演していたが、より多くの市民に楽しんでもらおうと13年からは同会館でも行っている。今回の演目は、イソップ童話の「オオカミ少年」を基にしたオリジナル作品で、生徒37人が役者として出演した。
 会場には同校の児童生徒や保護者らをはじめ、卒業生や地域住民らが大勢来場。オープニングでは、中学部生徒が元気いっぱいのよさこい踊りで花を添えた。
 ミュージカルでは、ある村に住む羊飼いの少年ソラを主人公に「ひとりじゃない、仲間がいる」をテーマにした物語を上演。いつもひとりぼっちのソラは、退屈しのぎに「オオカミが来たぞ」と嘘をついては村人を困らせていた。しかし、本当にオオカミが現れた時は誰も信用せず、羊が全て食べられてしまう。友達になった同じ村の少年ハルと少女アオイに諭され反省したソラは、再びオオカミが襲って来た時に備えて見張り役を名乗り出る──というストーリー。
 生徒たちはそれぞれの役を熱演。物語の終盤、オオカミと戦って重傷を負ったソラが、ハルやアオイ、村人たちに見守られながら息を引き取るシーンは来場者の涙を誘った。随所で躍動感あふれるダンスを繰り広げたほか、エンディングでは生徒たちが考えた言葉をつなげて歌詞にしたオリジナル曲「届け 君の想い」を全員で合唱し、会場は大きな拍手に包まれた。
 毎年のようにミュージカルを見ているという同市の60代女性は「子どもたちが一生懸命頑張る姿にいつも元気をもらっている。今回の舞台も感動的で素晴らしい内容だった」と話していた。
 ソラ役を演じた日景隼秀君(3年)は「緊張はあったけど、お客さんの笑い声が聞こえて安心できた。みんながちゃんと楽しんで演じていて最高の一日になった」と笑顔。アオイ役の三浦美咲さん(同)「踊りを少し間違えてしまったけど、うまくできて良かった。思い出に残る舞台になった」と話した。

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