全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

新生「御湖鶴」 下諏訪で醸造始め祭

酒造場内のおはらいなどもした「醸造始め祭」

 下諏訪町の酒造会社菱友醸造の破綻で途絶えた日本酒「御湖鶴」のブランドを引き継ぐ磐栄運送(本社福島県)が19日、酒造りの開始を前にした「醸造始め祭」を、同町御田町の酒造場で行った。22日から仕込み作業を始め、初年度となる今季は純米酒5種類を製造する。最初の酒は12月上旬に出来上がる予定だ。

 杜氏を務める竹内重彦酒造部長(46)によると、今季の仕込み量は一升瓶換算で約1万本分。契約栽培した諏訪産の美山錦や福島産の五百万石などの酒米を使い、日常的に飲める手頃な価格の酒から高級酒の大吟醸までを造る。

 酒造場は菱友醸造の土地建物を取得。醸造タンクは温度管理ができる新型に更新し、酒造りの初期工程で使う麹室も一部を新しくした。今季の酒造りが終わる来年春からは酒造場を全面改装し、来季以降の本格的な酒造りに備えていくという。

 醸造始め祭では諏訪大社神職が神事を行い、酒造場内の各施設をおはらいした。竹内部長は「これまでの御湖鶴を超えるような酒を醸し、以前からのファンにも納得してもらえる高い酒質を目指したい」、村田裕之社長(58)は「ショップの併設や酒蔵見学ができる仕組みなども考え、地元の活性化につながる酒蔵運営をしていきたい」と話している。

関連記事

清見100%のロゼ 今年も 淡いピンクに磨き めむろワイナリー

 芽室町内のワイン醸造所「めむろワイナリー」(町中美生、尾藤光一代表)の、2023年ビンテージ「たのしむ 清見ロゼ」(1本750ミリリットル、4950円)が完成した。5月1日から販売を開始する。 ...

豚丼「100年フード」へ メニュー刷新やPR強化 プロジェクト始動 帯広..

 帯広物産協会(小倉豊会長)は4月から、十勝のソウルフードとして知られる「豚丼」のPR強化、メニューのリニューアルなどを行う「100年豚丼プロジェクト」に取り組んでいる。豚丼が昨年度、文化庁の「1...

更別村のビール誕生 副原料に特産5品目 JA青年部50周年記念

 JAさらべつ青年部(赤澤翔太部長)は、今年創立50周年を迎えたことを記念し、更別産の農産物を副原料に使用したクラフトビール「さらべつふるえーる」を開発した。赤澤部長は「更別を詰め込んだビールがで...

長野日報社

「ごくらくセット」新装 諏訪五蔵の酒造めぐり 長野県諏訪市内

 長野県の諏訪観光協会と諏訪市内5軒の造り酒屋(諏訪五蔵)は27日、五蔵が通年で行う酒造めぐり「ごくらくセット」を4月からリニューアルすると発表した。御朱印帳をイメージした台紙を作製し、各蔵を回...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク