尖石縄文まつり盛況 土偶の野焼きも
「縄文のビーナス」や「仮面の女神」を模した土偶の野焼きもあった「尖石縄文まつり」
茅野市の尖石縄文まつり(実行委員会主催)は7日、尖石縄文考古館周辺で開いた。復元した竪穴住居がある与助尾根遺跡を回る スタンプラリーや勾玉作りなどが行われたほか、 国宝土偶を模した手作り土偶の野焼きもあった。約3800人が来場した。
開会式で縄文風の衣装を付けた柳平千代一市長は「マスコミなどで縄文がたくさん取り上げられ、縄文時代にスポットが当てられている。それは現代人にもっと謙虚になれと教えているのではないか」とあいさつ。今年の縄文検定上級合格者2人を「尖石縄文博士」に認定した。
会場では太鼓の演奏がにぎやかに行われ、 子ども向けの木工コーナーも。野焼きは同考古館で5、6月に開いた土器と土偶の教室生が臨み、乾燥させていた 「縄文のビーナス」、「仮面の女神」などを火の周りに置き完成させた。
「縄文のビーナスはかわいい」と3年連続でビーナス作りに取り組んだ同市出身で松本市在住の女性(36)は「丸みを出すところが難しかった」と話し、自宅にある2体の横に新作も飾りたい―とにこやかだった。
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