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定額タクシー始動 区間を事前申請で 国交省実証 帯広

管内1市3町で始まった定額タクシーの実証実験。チケットを1枚ちぎり、ドライバーに手渡すことで乗車ができる

 国交省による「定額タクシー運賃」の実証実験が1日に始まった。全国7事業者が参加しており、道内からは唯一、十勝中央観光タクシー(帯広、小林義幸社長)が選ばれている。

 実証実験の期間は12月21日まで。同社のほか、大和自動車交通グループ(東京)などが選ばれている。

 「定額タクシー」では乗客が「自宅から病院」など利用経路を申請し、距離に応じた金額を前払いすることで、同社が20枚つづりの乗車券を発行。乗客は乗車時に1枚券をちぎって渡すことで、申請区間を結ぶタクシーに乗車できる。料金は申請の距離に応じて変わるが通常より割安になり、また乗車時の金銭のやりとりがなくなることで乗客の利便性が高まる。

 十勝中央観光タクシーの実証実験では発着地を帯広市、芽室町、音更町、幕別町に設定。深夜割り増し料金は別途掛かるが、24時間乗車することができる。

 同社によると飲食店経営や通院の人など購入予定者がすでに10人以上おり、早ければ1日から定額運賃での利用者がいる。月に20回以上タクシーを利用する乗客は同社で約90人おり、同社は期間中、100人分の契約を目指している。

 国交省自動車局旅客課によると同サービスの今後の制度化は未定で、「実験結果を踏まえて検討していく」とする。

 事業を担当する十勝中央観光タクシーの吉田伸旅客運送課長は「料金が明瞭になり、到着後すぐに降車できるメリットがある」と利用を呼び掛ける。同社は現在も定額タクシーの申し込みを受け付けている。

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