留学生ら稲刈り楽しむ
山口市の国際交流ひらかわの風の会(中村幸士郎会長)は24日、山口市吉田の田んぼで、稲刈り体験交流会を開いた。ベトナム、メキシコ、ペルーなど8カ国の留学生や地域住民ら約40人が、鎌を手に収穫の喜びを味わった。5月下旬に留学生らが手植えしたもち米を収穫した。神職を招いての本格的な神事の後、横一列になって腰をかがめながら1株ずつ丁寧に刈り取った。稲わらを束ねて結わえ、はぜ掛けにも取り組んだ。2時間がかりで作業を済ませた留学生らは、会場を平川地域交流センターに移して、地元住民らが作った郷土料理を頬張りながら交流した。

稲刈りをする留学生ら(吉田の田んぼで)
留学生の中には、9月末で帰国する山口大大学院修了生もおり、経済学研究科で2年間学んだネパールのダカル・ディパクさん(38)は「来日した年にも参加しており、稲刈りだけでも3回目。いろんなイベントで知り合いができたことで、日本での学生生活を楽しく過ごせた」と話していた。田んぼは地元住民から借り受けた約1000平方メートル。もち米とうるち米を植え、うるち米については同会会員が交流会を前に収穫した。理事の板谷源治さんによると、酷暑など厳しい天候だった割には米の出来はまずまずで、もち米と合わせると計7俵程度の収量が見込めるという。また、留学生に対しては「伝統的な農作業を通じて、日本人の心ともいえる自然への感謝の念を学んでもらえれば」と話していた。同会では、もみまきから収穫後の餅つき、しめ縄作りまで一連の稲作体験プログラムを交流事業の柱の一つに据えており、11月には収穫祭を実施する。
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