レトロな魅力発見 昭和の装いでまち歩き
写真を撮影しながら田辺のまちなかを歩くイベント参加者(24日、田辺市福路町で)
古い建物や昔ながらの純喫茶が多く残る和歌山県田辺市街地を、昭和レトロな装いで巡るイベント「田辺を歩こう~レトロワンピと純喫茶」が24日にあった。ワンピースやサスペンダーを着こなした男女10人が写真撮影やお茶をしながら、まち歩きを楽しんだ。 田辺のお薦めスポットをホームページや「インスタグラム」で発信しているグループ「tiku(ティク)」が、芸術イベント「紀の国トレイナート」と連携して企画した。 JR紀伊田辺駅前を出発し、飲食店街「味光路」や商店街、通称「かまぼこ通り」を1時間半ほどかけて歩くコース。途中、レトロな洋服店や純喫茶を訪れたり、昔懐かしい看板や一人がぎりぎり通れるような路地を散策したりした。最後は純喫茶で、クリームソーダなどを飲みながら感想を語り合った。 田辺市出身で紀の川市在住の公務員、笠中あずささん(24)は「前から知っている道だけど、じっくり歩いたことはなかった。かわいい店やスポットがあって、田辺の魅力を再発見できた」、紀美野町から参加した女性(27)は「興味を引くお店がいっぱいあった。今度ゆっくり訪れてみたい」と目を輝かせた。 ティクの芝ゆかりさんは「今後もさまざまなテーマで、まち歩きイベントを展開し、魅力を発信していきたい」と話した。
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