
パンを掲げ、来場者と乾杯
今年収穫した新小麦で作ったパンを味わう「とかち小麦ヌーヴォー2018解禁まつり」が22日、帯広市内のとかちむら(帯広競馬場内)で開かれた。新麦パンを掲げて“乾杯”する恒例の場面では、雨にもかかわらず会場に元気な声が響き渡った。
生産者やパン店、農産物卸のアグリシステム(芽室)などで構成する「小麦ヌーヴォー委員会」(委員長・伊藤英拓同社専務)主催。今年の解禁日は23日で、十勝20店を含む全国250店で十勝産新麦を使ったパンが売り出される。伊藤委員長は「天候不順で収量も品質も厳しかったが、粉にするとたんぱく質も多く、吸水も高い」と話した。
まつりは午前10時に開始。管内17店が出店し、36種のヌーヴォーパンを販売。士幌高校生徒が育てた有機小麦「ゆめちから」の食パンとマフィンも売られ、30分で完売した。池田ひろみさん(帯広)を講師にしたオブジェ製作も行われた。
“乾杯”では場内でパンが配られ、正午には本別町の小島裕之さん(45)と芽室町の島部亨さん(57)の発声に合わせ、参加者がパンを掲げた。音更駒場小5年の男子児童(11)は「とてもしっとりしてる」と話していた。
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