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架空の島で環境問題学習 川平の中学生

架空の島の地図を使い、ロールプレイングで開発と環境保護について話し合う川平小中学校の中学生ら=20日午前、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター

 川平小中学校(山城亨校長)の中学生16人は20日午前、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで、環境問題などについて学ぶ「サンゴガーディアンズプログラム」の第4回として、サンゴ礁に囲まれた架空の島の開発について話しあうロールプレイング「サンゴ島会議」を行った。生徒らは漁師やホテル業者、公務員など与えられた立場から意見を出して利害を調整し、持続可能な社会について考えを深めた。

 生徒らはホテルや浄水場、桟橋、港、公道などを架空の島の地図上のどこに配置するか真剣に論議。「富裕層を獲得したいので町の離れにホテルを置きたい」「魚が捕れなくなるので排水口は漁の区域近くに置かないでほしい」「サンゴのある区域は遊泳禁止に」「それでは客が来ない」などと話し合いは白熱した。

 ホテル業者の役割を担当した3年生の清水花菜さん(14)は「いろいろな意見があるので、ホテルを一つ建てるのも大変。しかしこちらもやりたいことがある。大事なところは曲げずに話し合いたい」とそれぞれの立場を踏まえた話し合いの難しさを実感した様子。

 授業の最後に、使われていた架空の島の地図が実は川平半島の地図を加工したものだったことが明かされた。

 子どもに環境の大切さを教え、思いやりの心を持ってもらう環境省の「子どもパークレンジャー事業」の一環。委託を受けたわくわくサンゴ石垣島(大堀則子代表)が総合学習の時間として行っている。

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