旧小学校活用し職員室カフェ

地元産の野菜を使った料理を提供するカフェ(旧吉部小で)
山口県宇部市の旧吉部小に食堂「職員室cafe」がオープンした。店内には児童用の学習机、黒板に書かれたメニューが置かれ、皿、おぼんなども給食用のアルミ製食器を使用。どこか懐かしい雰囲気が来店客を魅了しており、地元産の野菜を中心にした料理も喜ばれている。
宇部市の北部地域(楠地区、小野、二俣瀬、厚東)の活性化に取り組んでいる、うべの里生徒会(柳ちえみ生徒会長)が中心となって開いた。カフェは、地元で仕出し屋を営む柳屋の美澄正和社長が運営、調理を担い、有志が作業を手伝う。メニューは季節の素材をふんだんに使った料理を中心に提供。給食を模した定食、吉部米を使ったカレーライスなどもあり、今後も増やしていく。
来店客は旧校舎が持つ温かさと、心のこもった料理を楽しんでいた。懐かしの母校を見て、思い出話に花を咲かせる人もいた。美澄社長は「食事を通じ、ふれあいの場が広がればと思う。地域の人はもちろん、遠方からのお客も大歓迎。地元の食材を使用した料理を堪能してほしい」と話している。カフェは毎週日、月曜日の午前11時から午後2時まで営業。
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