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「支笏湖は元気!」国内外にPR 地震影響で観光客減る

「支笏湖は元気です!」をPRする撮影スポット

 6日に発生した胆振東部地震の影響で千歳市の奥座敷、支笏湖地域を訪れる観光客が減少した。外国人や本州方面からの客が大幅に減った。17日までの連休中も宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、商店街でも観光客は少なかった。例年なら秋の行楽期序盤と重なる時期で地元の宿泊施設や飲食店はすでに平常通りの営業を展開している。こうした中、園地一角に写真撮影スポットを設けたPRの取り組みも始まった。キャッチフレーズは「支笏湖は元気です!」。

 休暇村支笏湖では9月分だけで750人分のキャンセルがあった。本来は秋の行楽シーズンに突入した時期だ。川﨑孝利支配人は「地震によりお客さまが激減し、予約が伸びない」と話す。丸駒温泉旅館でも今月は本州や海外からの予約が多くを占めた中、1100人分のキャンセルが発生。佐々木義朗社長は「今後も影響が続くかもしれない」と懸念した。

 支笏湖地域は王子製紙の発電所から電力の供給を受けており、胆振東部地震後の大停電の影響がほとんどない道内で唯一の地域だった。支笏湖温泉旅館組合によると地震発生以来、加盟6施設で14日までに計3300人分のキャンセルがあり、宿泊業の関係者が頭を悩ませてきた。

 支笏湖地域の駐車場を管理する自然公園財団支笏湖支部によると、8~16日のバスの入車台数は前年同期と比較して65%減の75台。15、16両日の一般車の入車台数も、昨年同時期に比べて22%減の914台にとどまった。4日からの台風21号の影響で、10日まで札幌と支笏湖地域を結ぶ国道が閉鎖された影響もある。

 だが地震による減少は顕著で商店街の飲食店を訪れる人も減り、60代の店主は「始まった紅葉を目当てに、例年ならもっと多くの人が来るはず」と語った。

 すでに通常営業態勢の地元に行楽足を呼び戻す取り組みも始まっている。14日にはテレビ局の企画の一環で、「いつも通りの支笏湖」をPRする動画を撮影し同局のホームページでの放映が始まった。日帰り入浴を受け付ける丸駒温泉と休暇村支笏湖でもリピート来訪を促すため、次回に無料で使える日帰り入浴券を配っている。

 自然公園財団支笏湖支部もバックアップのPR活動に乗り出した。ビジターセンター近傍の園地内に落ち葉を集めてハート形の一角をつくり「支笏湖は元気です!」と日本語、英語、ハングル、中国語で書いたプラカードを用意。訪れた観光客にスマートフォンでの撮影を促し、SNS(インターネット交流サイト)に投稿・拡散してもらう取り組みを始めた。

 発案した木下宏所長は「観光で支笏湖を訪れた人が発信すると説得力がある。楽しんでいる姿をどんどん広めてほしい」と、SNS発信の効果に期待している。

例年と比べて観光客が少ない支笏湖温泉の商店街

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