【竹富】竹富公民館（上勢頭篤公民館長）は８日、竹富島まちなみ館で第95回敬老祝賀会を開催した。地域住民１００人余りが出席、最高齢者の加治工トヨさん（１０６）を含む１００人の長寿を島を挙げて祝った。 　今年の敬老会への入会者は太田英幸さん、富本宏さん、上勢頭園子さん、上勢頭保さん、安里喜三郎さん、多宇利恵さんの６人。

　式典で上勢頭館長は「このように公民館運営ができるのも先輩方のおかげ、感謝しています。きょうは後輩たちによるお祝いの踊りを楽しんでください。いつまでも長生きしてください」と竹富方言であいさつ。

　ことし１００歳を迎える赤山喜介さんは「私が敬老会員になったのは平成元年。早いものであれから30回もの敬老祝賀会を迎える。元気でいられるのも竹富島の神様、そして島のみなさまのおかげ。ありがとうございます」と感謝、10万円を公民館に寄付した。

　祝賀会では西、東、中筋の各集落が通りを披露したほか、入会者の親族が沖縄本島から駆けつけ、勇壮なエイサー太鼓（棚原弥勒太鼓）の演舞で会場を沸かせた。 　新会員の富本宏さんは「島の敬老会への入会は元気とパワーが必要だと聞いていたので、私も健康に注意しながら、がんばっていきたい」と意気込みを語った。