台湾で「沖縄ナイト」 売り子に八重高卒の3人

沖縄ナイトでオリオンビールをサービスした平安名優里さん、与那原美希さん、神谷聖月さん(左端から)。右端はオリオンビール台湾事務所の福永貫之所長=11日夜、台北市のアンバサダーホテル
【台北】台湾から沖縄への送客に感謝の気持ちを表す「沖縄ナイト」(主催・県、県観光コンベンションビューロー)が11日夜、台北市内のホテルで開かれ、サーバーを背負ってオリオンビールをサービスする売り子が登場し、国立台北教育大学の卒業生で八重山高校出身の平安名優里さん(23)、与那原美希さん(同)、神谷聖月さん(同)の3人が務めた。
沖縄ナイトでは高級感のある沖縄を演出。会場となったアンバサダーホテルのシェフが沖縄の食材を使ったオリジナル料理を用意し、黒糖とオリオンビールを使った豚のスペアリブが登場した。オリオンビール台湾事務所の福永貫之所長(48)=石垣市出身=によると、豚肉はビールを使って煮込むと柔らかくなることはよく知られており、台湾でオリオンビールの代理店を務めるパレットにホテル側から1ケース(350㍉㍑缶24本入り)の注文があった。
福永所長は「ホテルから『オリオンビールが必要』と指名があった。それだけ台湾でオリオンビールが浸透しているのだと思う。台湾での消費拡大にもつながる」と話していた。2017年に台湾から八重山を訪れた観光客は8万4440人で前年を4・1%下回ったものの、海外観光客全体の38・8%を占め、依然として最も多い。
沖縄ナイトでは、富川盛武副知事が「台湾と沖縄の経済連携はますます深まっている。より強く太いきずなを結び、相互交流を推進したい」とあいさつし、OCVBとMOUを結ぶ台湾観光協会の葉菊蘭(イエ・ジ・ラン)会長は沖縄から台湾への送客を呼び掛けた。
上間綾乃さんのミニコンサートや、台湾人の陳徳烈(チェン・ダ・リエ)シェフによる沖縄の食材を使った料理の実演などもあった。
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