パンダリレーの旅 代役「すさみん」ゴール

最終走者となった小西ゆかりさん(右)から「すさみん」の人形を受け取る西川福美さん=すさみ町江住
ぬいぐるみを人から人へ渡してつなごうという紀南の有志団体による企画「パンダリレーの旅」は10日、和歌山県すさみ町のキャラクター「すさみん」の人形が町に返ってきたことでゴールとなった。当初はパンダのぬいぐるみを6月に白浜町からスタートさせたが「行方不明」になり、団体が7月、すさみんの人形を送り出していた。 有志団体「紀州ひろげ隊」の企画。受け取った人にソーシャルメディアで写真を投稿してもらい、和歌山の魅力を発信しようと考えた。ぬいぐるみ(人形)のほか、みなべ町や田辺・西牟婁の各市町の情報を載せたチラシを入れたバッグをバトンにした。 すさみんの人形は出発後、和歌山市や兵庫県西宮市、大阪市などを経て、すさみ町に戻った。最終走者となった田辺市新庄町の会社取締役小西ゆかりさん(46)を含め、男女9人が人形をつないだという。 すさみ町江住の「道の駅すさみ」でリレーのゴールを記念する式典があり、団体のメンバーらが小西さんを迎えた。小西さんは「最後のランナーになれて光栄に思う。すさみんが無事に返ってよかった」と話した。 すさみんの人形を受け取った紀州ひろげ隊会長の西川福美さん(64)=白浜町=は「人形を受け取った中には、パンフレットを見て『行きたい』と投稿してくれた人もいた。すさみんの『大活躍』に感謝したい。これからもいろんな形で紀州の魅力を発信していきたい」と話した。 パンダのぬいぐるみは6月11日に出発したが、2週間後に行方が分からなくなった。
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