高校生に面接練習
山口県宇部市宇部西高(水田浩史校長)で10日、宇部ロータリークラブ(金子準二会長)会員による面接指導が始まった。就職希望生徒が一人一人、本番さながらの面接練習に臨んでいる。同クラブ会員による同校生徒の面接指導は今年で5回目。初日は生徒21人が指導を受けた。より本番に近い面接になるように、会員は事前に指導する生徒の履歴書を読み込み質問を用意。2人一組になって、生徒の入室するところから、質問に対する応答、退室までをチェックした。
来年3月に高校卒業予定者の就職における企業の選考開始は16日からとなっており、生徒にとっては、直前で本番さながらの面接を体験できる貴重な機会となる。トップを切って指導を受けた食品関係の企業を希望する男子生徒は「緊張感が段違いで、受け答えも全然うまくいかなかった。気持ちを含めて準備の大切さを痛感した。良い経験をさせていただいたので、本番ではしっかり生かしたい」と語った。指導は12日まで続けられる。金子会長は「面接指導は、社会奉仕と青少年育成の両面を持ち、会員各自が奉仕する実感が持てる活動でもある。少しでも生徒の力になればうれしいし、今後も継続していきたい」と話した。

生徒に質問するロータリークラブの会員(宇部西高で)
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