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豊川市がネコギギ繁殖に初めて成功

 豊川市は10日、国の天然記念物で、豊川(とよがわ)に生息するナマズ目ギギ科のネコギギの繁殖に初めて成功したと発表した。市田町の赤塚山公園にあるぎょぎょランドで飼育しており、今後は一般公開も検討している。

 日本固有種のネコギギは三河湾や伊勢湾周辺の河川にしかいない魚で、学術的にも珍しく1977(昭和52)年に国の天然記念物に指定された。ぎょぎょランドではネコギギの展示を初めて今年で10年目を迎え、人工繁殖している国交省設楽ダム工事事務所の勧めもあり、昨年10月から初めて繁殖に挑戦していた。  設楽ダム工事事務所からもらい受けた雄と雌の2匹ずつを交尾させ、繁殖期の7月にかけていくつか生まれた卵から5匹が孵(ふ)化。このうち7月19日に孵化していた一匹が順調に成育し、生後約2カ月で体長3㌢ほどまで大きくなった。ぎょぎょランドのバックヤードの水槽で元気に泳ぎ回っている。  ネコギギは顔にネコのようなひげがあり、「ギーギー」と鳴くことから命名された。夜行性で光を嫌い、日中は暗い物陰に隠れている。成魚になると体長13㌢ほどまでに大きくなる。  飼育係の前田民男係長(43)は「繁殖は難しく、まさか成功するとは思っていなかった。職員のやりがいにもつながる。大切に育てて、来年はもっと増やしたい」。設楽ダム工事事務所とも相談し、館内での一般展示も検討する。

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