おなごりフェス 祭り競演にぎやかに
11年ぶりに出演した青森県八戸市の八戸三社大祭。迫力たっぷりの山車が観衆を楽しませた(能代市の畠町通りで)
「第31回おなごりフェスティバルin能代2018」は8日、能代市の畠町通りで開かれた。県内外から参集した9団体がにぎやかに通りを練り歩き、能代の夏を盛大に締めくくった。豪華絢爛(けんらん)な山車が観衆を楽しませた招へい団体の八戸三社大祭(青森)をはじめ、浅草サンバカーニバル(東京)や青森ねぶた、盛岡さんさなど常連組も躍動。31年目の今年も全国各地から大勢の観客が訪れ、さまざまな祭りの〝競演〟に熱い視線を送った。また、日中イベントも多彩に行われ盛況だった。
この日は午後5時30分からのオープニングセレモニーに続き、秋田銀行女子バスケットボール部や北都銀行バドミントン部の選手、能代市のバスケスポ少・向能代ストーンズ、能代バドミントンクラブの選手らのパレードで幕を開けた。
招へい団体の八戸三社大祭は、11年ぶり3回目の出演。毎年7月31日から8月4日までの5日間、八戸市で27の町内が山車を運行している祭りで、おなごりフェスには同市の長横町粋組のメンバー21人が笛や太鼓で囃子(はやし)を奏でながら練り歩き、引き手には能代市内の中高生など総勢約90人が〝加勢〟した。
山車のテーマは「庚申(こうしん)山の化け猫退治」。江戸時代後期の大長編読本「南総里見八犬伝」で書かれた化け猫退治の場面をイメージした作品という。高さ、幅各3・8㍍、奥行き6㍍の迫力満点の化け猫などを飾り付けた山車が観客の目を引いた。
大勢のはねとたちが「ラッセーラー、ラッセーラー」と威勢よく声を張り上げた青森ねぶた、軽快に太鼓を叩(たた)いて舞う盛岡さんさ、情熱的なダンスの浅草サンバカーニバル、日本三大ばやしに数えられる鹿角市の花輪ばやし、差し手の妙技が光る秋田竿燈、地元の能代七夕(一中若・二中若)、秋田おなごり音頭の常連組もおなごりフェスを盛り上げた。
全国各地から訪れた観客は出演者に手を振ったり、熱心に写真を撮影したりと思い思いに祭りを楽しみ、畠町通りには笑顔が広がった。
フィナーレでは花火を打ち上げ、能代の夜空に大輪の花を咲かせた。
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