一緒にラジオ体操も、小学校にペッパー導入
山口県宇部市琴芝小(藤川信利校長、317人)に2学期から、新しい友達が仲間入りした。人型ロボットのPepper(ペッパー)。子どもたちと一緒にラジオ体操をしたり、会話を弾ませたりして、人気者になっている。宇部市教育委員会が、県内で初めてプログラミングの教材として、ソフトバンクグループから借り受けた。同社の社会貢献プログラムで、期間は3年間。子どもたちの論理的思考力や問題解決力、創造力などの育成を目指す。同校はICT(情報通信技術)とプログラミング教育の推進モデル校で、4台導入した。10月末に市内の小・中学校の教員を対象に研修を行い、11月以降は2台を他校にも貸し出す予定。胸元のディスプレーで、英会話や脳体操、九九レッスン、リズム体操、日本地図クイズ、ロボドリルなどのアプリを起動し、遊ぶこともできる。子どもたちに大好評なのがラジオ体操。ペッパーが「いち、にー、さん、しー」と声を掛け、次の動きも指示してくれる。学校にペッパーがいることで「子どもたちがロボットを身近に感じ、興味も増したよう」と先生たち。授業やパソコンクラブで、プログラミング学習に使うほか、さまざまな場面での活用を探る。
ペッパーのリードでラジオ体操をする子どもたち(琴芝小で)
関連記事
冬の貴婦人・タゲリ飛来 鹿児島県の喜界島に 地元住民撮影
くるりとカールした冠羽や翼の色合いの美しさから「冬の貴婦人」とも形容されるチドリ科の冬鳥タゲリが鹿児島県の喜界島に飛来し、地元住民が1日、撮影した。 「奄美の野鳥図鑑」(NPO法人奄美野...
メヒカリの魚醤を使ったポテトチップス開発中 蒲郡東部小児童らとプロジェク..
蒲郡市内の飲食店経営「笹やグループ」や市観光協会らでつくる「深海魚スナック新商品開発プロジェクトチーム」は、市立蒲郡東部小学校5年児童と一緒に市の特産品で深海魚「メヒカリ」の魚醤(ぎょしょう)を...
「白神ねぎ」6年度販売額、過去最高を更新 目標の年間20億円も視野に
JAあきた白神(本店・能代市)が首都圏市場を中心に売り込む「白神ねぎ」の今年度販売額は、11月末で18億4600万円となり過去最高を更新した。天候不順の影響が少なく、生育が比較的良好だったことに...
生息環境が一部悪化 ミヤコカナヘビの状況報告 宮古諸島希少種保全で意見交換
宮古諸島の希少種保全・外来種問題に係る複数の事業関係者による連絡会議が6日、市役所で行われた。環境省、市、県の行政機関や研究機関、民間団体の職員が参加し、それぞれの活動報告や今後の計画について意...