北海道被災地へ照明車 天竜川上流河川事務所が派遣

北海道の地震被災地へ向けて派遣する天竜川上流河川事務所の照明車
国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)は7日、北海道胆振東部地震の被災地へ災害対策用の照明車を派遣した。同省中部地方整備局管内から派遣する照明車12台のうちの1台で、被災地で夜間に行う救出活動や復旧工事などに活用する。
同省が組織するTEC―FORCE(テックフォース=緊急災害対策派遣隊)の活動の一環。すでに中部地整は地震が発生した6日に先発隊を送っており、第2次隊の派遣要請に応えた。同事務所の照明車は京都府の舞鶴港からフェリーで北海道小樽市へ向かい、9日には札幌市経由で被災地に近い苫小牧市へ入る。
照明車は発光ダイオード(LED)の照明6基を搭載した最新型。同事務所によると「100メートル離れた場所で新聞が読める明るさがある」という。車両は建設業者でつくる県南部防災対策協議会の会員が運ぶ。運転する池端工業(飯田市)の小林真弥さん(47)は「事故なく照明車を北海道へ届け、被災者の一助になりたい」と述べた。
出発式で同事務所の椎葉秀作所長は「今回は長距離の移動になるので安全第一を心掛け、任務を果たしてほしい」と励ました。同事務所の照明車派遣は今年、飯田市で起きた山火事現場、西日本豪雨災害被災地の岡山県倉敷市に続いて3回目。
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