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荘内日報社

日沿道全線開通を

 東北経済連合会や東北六県商工会議所連合会などでつくる実行委員会主催の第20回日本海沿岸東北自動車道(日沿道)建設促進フォーラムが4日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で開かれた。沿線の青森、秋田、山形、新潟各県代表の意見発表や記念講演で高速道路整備の重要性を訴え、庄内地域を挟む秋田、新潟両県境など未整備区間の整備促進とともに一日も早い日沿道の全線開通を求める大会決議を採択し、沿線地域をはじめ東北地区が一丸となって日沿道の整備促進を図ることを確認した。

 日沿道の2017年度の整備率は74%にとどまり、庄内の両県境区間のほか秋田県北部に未整備区間があり、ミッシングリンクの解消による高速交通網のネットワーク化が求められている。

 同実行委は、沿線各県の商工会議所連合会や商工会連合会などを含む民間72団体で構成。2009年に鶴岡市で第1回建設促進フォーラムを開催以来毎年、同市や酒田市、秋田県の大館市、能代市、秋田市、新潟市などで開催し、日沿道の早期全線開通への機運盛り上げを図っている。今回は沿線各県から約500人が結集した。

 フォーラムでは、実行委代表の海輪誠東北経済連合会長があいさつし、「県境区間の整備が遅れている。全線開通に向け一致団結して取り組んでいこう」と呼び掛けた。

 東北や関東のバス会社を傘下に持ち、日本バス協会副会長などを務める「みちのりホールディングス」の松本順代表取締役グループ最高経営責任者(CEO)が、「交流人口の拡大や防災・減災に資する道路の活用」と題して記念講演。東日本大震災で果たした日沿道など高速道路の有用性を強調し、「未開通区間は高速バス運行や観光ツアーの内容に影響する。都市間交通を支えるためにも早期のネットワーク化が重要だ」と指摘した。

 意見発表では、酒田市の運送業のエイエスエムトランスポートの工藤亜紀子代表取締役ら4県の代表が地域産業の活性化や物流の円滑化、観光振興などの効果を挙げ、早期全線開通への期待を語った。

 地元の早坂剛鶴岡商工会議所会頭が大会決議を読み上げ、▽未開通の酒田みなと―遊佐間、県境区間の遊佐酒田道路、朝日温海道路などの早期完成▽日沿道の「重要物流道路」への指定▽高規格道路整備では経済波及効果や災害時の代替路確保を含めた事業評価を行う―などを政府や関係機関に強く要望することを採択した。

早期全線開通に向け、沿線4県から500人が参加し、大会決議などを行った日沿道フォーラム

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