「井出商店」のカップ麺 25日から全国発売
県の協力を得て、食品メーカーが開発したカップ麺「井出商店」(和歌山県庁で)
和歌山ラーメンの人気店「井出商店」(和歌山市)の味を「再現」したカップ麺を、サンヨー食品(東京都)が県の協力を得て開発した。県産しょうゆを使用していて、25日から全国の量販店やコンビニエンスストアなどで販売する。 県は食品メーカーに対し、商品への県産品採用を働き掛ける取り組みを進めている。同社がこれに応じ「サッポロ一番 名店の味」ブランドからの発売を決めた。 開発期間は半年。スープにこだわり、しょうゆと豚骨のうまみやこくのバランスの取り方に力を入れた。同社担当者が10回程度同店に通って助言を受け、最後は店主から「よくできている」と評価を受けたという。 同社担当者は「県外の人も和歌山県の有名店の味を手軽に食べられる。和歌山の食文化を全国に知ってもらうきっかけになればうれしい」と話している。 希望小売価格は税別205円。年間の販売目標は300万個という。
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