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牛尾選手 本場カナダへアイスホッケー留学 幕別

 アイスホッケーの牛尾大雪選手(幕別中学校1年)は30日から1年間、カナダのアカデミーへ競技力向上のために留学する。世代屈指の得点力を誇るFWは「海外へ行くなら早いほうがいいと思った。実力や語学力を磨いて、将来はNHL(北米アイスホッケーリーグ)の選手になりたい」と12歳での武者修行に挑む。

カナダへのアイスホッケー留学に向けて意気込む牛尾選手

 牛尾選手は幕別町の畑作農家に生まれた4人きょうだいの末っ子。5歳で競技を始め、めきめきと力を付けた。小学校時代は幕別浦幌少年団に所属し、昨季は全道小学生選手権大会(1月)で準優勝。帯広選抜のメンバーとしては風越カップ全日本少年大会(3月)で3年ぶりの優勝に貢献。チャンスで確実にゴールを射抜き、チームを引っ張った。

 そんな牛尾選手が海外に目を向けるきっかけとなったのが2月にカナダで開かれた「ケベック国際ピーウィートーナメント」。十勝からは3選手が日本選抜チームのメンバーとして出場し、牛尾選手は主将を務めた。

 3回戦で敗れたが、米国勢や昨年優勝したカナダのチームを破って勝ち上がるなど「体格の大きな外国人選手にもスピードを生かしたドライブが通用した」と自信を得た。

 現地でNHLも観戦し、「自分の世界観が大きく変わった」と芽生えたカナダ留学への思いは止まらなくなった。父義美さん(56)や母典子さん(46)は「まだ早いと思ったが、本人が行きたいというので、どんな世界か見てみたらいい」と背中を押す。

 滞在するのはカナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州ケロウナ。地元の公立校ジョージ・エリオット・セカンダリースクールに通いながら、アイスホッケーのアカデミー「パシュート・オブ・エクセレンス(POE)」で競技に打ち込む。「設備が充実しているし、毎日ホッケーができるのがいい」と牛尾選手。海外からの留学生も多いという。

 この1年間で身長は8センチほど伸びて165センチとなったが、現在55キロの体重も含めて「もっと体を大きくしたい」と意気込み、「現地でうまい選手のプレーを見て吸収したい」と目を輝かせる。

 憧れの選手はNHLのオイラーズで活躍するFWコナー・マクデイビッド。平昌冬季五輪スピードスケートで姉妹金メダリストとなった町出身の高木菜那選手、美帆選手も「憧れの人」と話す。日本代表としての五輪出場も夢の一つだ。

 クラスメートや所属するチーム「十勝連合C」の仲間などからのエールを支えに「頑張って夢をかなえたい」と力を込める。来年6月末に帰国し、留学を1年更新するかも含めて進路を検討する。

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