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荘内日報社

擬死再生の荒行に挑む

 出羽三山神社(宮野直生宮司)で受け継がれる山伏修行「秋の峰」が26日から羽黒山、月山、湯殿山を舞台に始まった。9月1日までの7日間、全国から参加した141人が擬死再生の荒行に挑んでいる。

 同神社の山伏修行は、出羽三山の開祖・蜂子皇子による羽黒古修験道を受け継ぐとされ、年に4回の修行「四季の峰」の中でも一般に公開された最大級のものが「秋の峰」。今年は北海道から九州といった国内各地からの参加者をはじめ、オーストラリアなど海外からも入峰(にゅうぶ)した。

 雨模様となった初日の26日正午ごろ、一行は手向地区の下宿(明光院)を出発。ほら貝の音とともに宿坊街を練り歩き、途中の神社で「梵天投じ」の儀式などを行った。随神門を過ぎて石段を上り始めるころには本降りに遭い、滝のような雨に打たれながら羽黒山頂に向かった。

 今年で17年目という仙台市青葉区、会社員、前田正利さん(71)は「自分自身の精神を磨くために参加している。満願までのあと3年は頑張りたい」と話した。

 修験者たちは期間中、月山山頂や東補陀落など山中拝所を巡る山駆け、断食、トウガラシなどをいぶした煙の中に身を置く「南蛮いぶし」などの荒行に挑む。

秋の峰入りで白装束の修験者が土砂降りの中、羽黒山頂を目指した

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