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長野日報社

クワの若葉で健康料理 駒ケ根市2施設が提供

(上)毎朝摘み取られる天ぷら用のクワの若葉と(下)クワの天ぷら

 駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアム内にある「レストラン菜々ちゃん」と、隣接する宿泊体験施設「駒ケ根ふるさとの家」の2カ所で、クワの若葉を使った料理の提供が始まった。葉には血糖値抑制効果のある成分が含まれるとされ、健康志向が高まる中、食材として活用した。天ぷらや葉の粉末を使った調味料「桑塩」が来場者に人気だ。

 駒ケ根市では一昨年、東京農業大学の長島孝行教授を講師に招き、クワやカイコの繭を使った6次産業化の研修会を開催。クワには各種のミネラルや血糖値上昇を抑えるデオキシノジリマイシンなどの成分があり、教授は特長を生かしたクワの活用を提唱した。これをきっかけに同市東伊那と中沢の住民で組織する竜東農村公園振興協議会が、同ミュージアム東側にある畑約5アールにクワ400株を植えて育ててきた。

 協議会の会員で、主婦が作る料理をバイキング形式で提供するレストラン菜々ちゃんでは、クワの若葉を使った料理開発に着手。試作を繰り返して天ぷらを考案し、今週からメニューに加えた。調理を担当する木下幸子さん(69)は「冷蔵庫で若葉と衣の両方をよく冷やしておき、油温170~180度で約1分揚げるとカリッと歯応えがいい天ぷらになる」と話した。

 レストランを経営する小田切康男さん(59)によると、今後はクワを食材にしたプリンやぜんざいなどのデザートを開発したい意向。小田切さんは「シルクミュージアムにちなんだ『ここでしか食べられない一品』を提供したい」と意欲をみせた。クワの葉の天ぷらは9月下旬まで提供する。若葉以外のクワは同ミュージアムで飼育するカイコの餌にもなるという。

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