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ニンニク 無菌の苗開発 病気リスク減 増産へ JA十勝清水町

 ニンニクの産地化を推進するJA十勝清水町(串田雅樹組合長)は、コチョウランの栽培技術を応用し、ウイルスを含まない種苗を開発した。外部から専門家を招聘(しょうへい)した足かけ7年にわたるプロジェクトの成果で、単一農協による種苗開発は全国的にも珍しい。ニンニクの生産量は、5年後にほぼ倍にまで増やす。串田組合長は「十勝を国内有数の産地に」と展望を描いている。

ウイルス・フリー種苗の開発で産地化の加速に期待が掛かる「十勝清水にんにく」と串田組合長

 JA十勝清水町では耕畜連携の取り組みで、家畜排せつ物を原材料とした堆肥ペレット「しみず有機」を製造。これを使って地力を高めた畑で生産する野菜を「とれたんと」ブランドとして展開している。「十勝清水にんにく」は、同ブランドの象徴的な存在だ。食の安全に対する消費者意識や健康志向の高まりで国産ニーズが増大しており、清水町の他、池田町と足寄町でも作付面積を増やしている。現在は年間80トンを道内各地へ出荷している。

 種を付けないニンニクは、収穫した球根を一片ずつほぐして種球に用いるため、生産農家が各戸で行う自家増殖に時間がかかる上に、回数を重ねることでウイルス病に感染するリスクも高まり、収量の不安定さなどが課題になっていた。

 こうした課題を解決するために、DCMホーマック(札幌市)の子会社でコチョウランを栽培する「赤平オーキッド」(赤平市、本間淳一代表)、同社の海外拠点として苗の増殖に実績がある「PTS社」(タイ)、農産物の品種改良や種苗生産を手掛ける「植物育種研究所」(空知管内栗山町、岡本大作代表)の協力を得て、2012年にプロジェクトチームが発足した。

 7年間の研究を重ねた結果、コチョウランを安定生産する技術をニンニク栽培にも応用することに成功した。先端部の根端組織を取り出し、安定してウイルスのない高品質の種苗が培養できる。

 6月下旬、技術開発に協力したPTS社と業務提携した。種苗の増殖はタイの同社に委託することで、生産コストを大幅に抑えることができる。すでに試験的に新しい種苗を導入し、5年後の23年には現在のほぼ倍となる150トンのニンニクが収穫できる見込み。

 十勝の気候風土に適した優れた個体を選抜・育種しながら、将来的にはオリジナル品種を開発する考えだ。串田組合長は「種子をしっかり押さえることは最大の武器になる。ニンニクのブランド化をさらに進め、組合員の所得向上に寄与したい」と話している。

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