山口市で移住者向けモニターツアー、バンブー自転車など体験

バンブー自転車でサイクリングに出発するツアー参加者と関係者(阿東徳佐上で)
山口市阿東地域の魅力に触れる移住者向けモニターツアー「TRYあとう!」が18、19の両日、同地域で開かれた。東京と大阪から家族連れや個人10人が参加。地元住民や先輩移住者と共に多彩な体験プログラムを通じて同地域の暮らしを体感した。同ツアーは同地域の移住を促進するため、市があとうスロー・ツーリズム推進協議会(椎木耕司会長)に委託して実施し、今年で3回目の開催。参加者は、地元の住民に倣って徳佐うりの漬物を作ったり、空き家や学校を見学したほか、地元企業や移住者から仕事内容についても説明を受けた。
18日に行われた体験メニューは、リンゴの収穫とバンブー自転車の試乗体験の二班に分かれて実施。阿東徳佐上の廃校を利用した「阿東文庫」では、同所を拠点に地域資源を活用した竹製自転車作りに取り組む「スペダギジャパン」の明日香健輔代表から話を聞いたり、自然豊かな田園風景をサイクリングしたりして地域の魅力を満喫した。椎木会長は「地域の住民と過疎化などの課題解決に向けて協力して動き、移住者の後押しをしていきたい」と話していた。
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