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紀伊民報社

芸術家駅長と、まちへ 紀の国トレイナート開幕

ホームで「出発進行」の合図をする「アーティスト駅長」の芸術家ら(18日、田辺市湊で)

 和歌山県南部のJR紀勢線を舞台にした芸術イベント「紀の国トレイナート2018」(実行委員会主催)が18日に開幕した。田辺市の紀伊田辺駅では戴帽式があり、14人の芸術家が期間限定の「アーティスト駅長」に任命された。9月24日までの毎週末に多彩なイベントが企画されており、「アーティスト駅長」が案内役を務める。

 JR西日本和歌山支社の伊藤義彦支社長や真砂充敏田辺市長らが出席。伊藤支社長が、田辺市中屋敷町の杵村史朗さん(48)や串本町田並上の林憲昭さん(48)、白浜町十九渕出身で千葉県松戸市在住の榊貴美さん(35)、田辺市学園出身で東京都在住の須川まきこさん(44)ら14人の芸術家1人ずつに帽子をかぶせ、「アーティスト駅長」として任命した。  伊藤支社長は「今回は駅長がキーマンとなり、客と一緒にまちに行く。点と線が面になり、紀伊半島全体に広がり、元気になればと思う」。芸術家を代表し、荒井佑実さん(31)=東京都=が「駅から出て地域の魅力を伝えたい。皆さん楽しみましょう」と呼び掛けた。この後、芸術家らはホームに並び、新宮駅に向けて出発する列車の横で「出発進行」の合図をした。  実行委員会の廣本直子委員長は「今回は駅からまちに出て、出合ったことを伝えるという新しい取り組み。たくさんの人に参加してもらい、来年につなげたい」と話した。  開幕のイベントでは、立教大学(東京都)と清泉女子大学(同)の学生計5人がインターンシップ(就業体験)で手伝った。  トレイナートは2014年から毎年開催。今年は駅を飛び出し、地域の魅力を楽しむ「小旅行」を企画している。御坊―新宮間のアートに彩られる30駅舎を拠点に芸術家と一緒に各地域を探索する。参加の芸術家は23人(団体)。  9月24日までの期間中、白浜町椿で地上絵プロジェクトや料理イベント(25日)、串本―新宮駅のアート鑑賞や新宮鉄道の線路跡巡り(26日)、白浜巡り(31日)、串本町田原・田並巡り(9月9日)、すさみ町多世代交流施設でトークショー(15日)、太地町と那智勝浦町下里巡り(16日)、湯川―新宮駅のアート鑑賞や新宮巡り(22日)、紀州鉄道・西御坊駅―紀伊田辺駅のアート鑑賞(23日)、紀伊田辺駅で閉幕イベント(24日)などが企画されている。

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