川下りを楽しむ子どもたち（１８日午前１０時半、厚東川の持世寺橋付近で）

　山口県宇部市厚東校区の小学生２２人が１８日、竹やベニヤ板でいかだを作り、厚東川下りを楽しんだ。冷たい水の感触に歓声を上げながら古里の川をゆっくりと進み、夏休みの思い出として心に刻んだ。校区まちづくりサークル（河村守浩代表）主催。午前８時から厚東川へとつながる支流の大坪川河口でいかだ作り。車のタイヤチューブを浮力にしたものと、空のペットボトル６４本で組んだものを２艇ずつ製作。長さ３メートルの竹１０本を縄で固定し、その上にコンクリートパネルやベニヤ板を張って乗る所を作った。

　子どもたちは完成した４艇で９時５０分に川下りをスタート。自作の竹製オールなどでこぎながら進み、持世寺橋の下をくぐって、温見ポンプ小屋までの約１キロを２時間かけてゆっくりと下っていった。河村代表は「身の回りにある物を使って、力を合わせていかだを作り、みんなでこいで川下りした体験を忘れないで成長していってほしい」と話した。