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長野日報社

中央アルプスへの侵入経路に防護柵 野生動物の被害防止

南ア側の陣馬形山から中アを望む。天竜川支流沿いの湖畔林や河岸段丘林が、シカの移動に使われているとみられる

 上伊那地方の市町村や国、県の関係機関でつくる中央アルプス野生動物対策協議会(会長・杉本幸治駒ケ根市長)は、中アでの増加が懸念されているニホンジカをはじめ、ニホンザルやツキノワグマによる被害防止を目的とした行動計画の素案をまとめた。南アから侵入しているとされるシカについては、侵入経路とみられる河畔林への防護柵設置などを提言している。

 中アには従来、シカは生息していなかったとされるが、近年は目撃が増加。千畳敷近くや濃ケ池周辺、南越百山など標高2500メートルを超える高山帯でも確認され、高山植物への食害が心配されている。農業被害が課題となっているサルやクマについても、効果的な対策が必要と判断。今年度中の行動計画策定と、来年度からの本格的な取り組みの着手を目指す。

 素案では、シカについては「極力排除を目指す」と捕獲対策の強化を強調。高山帯は侵入状況の把握と高山植物など保全すべき場所の選定が重要と指摘した。南アからの侵入防止では、天竜川や支流の河畔林や河岸段丘林の侵入経路を把握し、防護柵でふさぐほか、くくりわなによる捕獲を行うとした。南アの山際への柵の設置や、樹林化が進む河川内や山林などの環境整備も検討課題に挙げた。

 人なれが課題となっているサルは、人との距離を保つための追い払いや観光客などへの啓発、農地などと山林の境となる緩衝帯の整備を推進。クマはミツバチの飼育箱やスイートコーンに誘引されることが多いとし、侵入防止柵などによる対策を進めるとした。

 協議会は素案を検討した上で具体的な対策などについて肉付けし、実効性の高い計画に仕上げたいとしている。

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