ウミガメ上陸10年で最少

千里の浜に上陸、産卵したアカウミガメ(7月、みなべ町山内で)
和歌山県みなべ町山内、千里の浜の今シーズンのアカウミガメの上陸、産卵状況がまとまった。上陸は161回、産卵は59回で過去10年で最も少なかった。
同浜は本州最大のアカウミガメの産卵地。浜の長さが約1・3キロなのに対し、上陸、産卵数の密度が高いという。アカウミガメは1シーズンに大体3回くらい産卵し、1回に100個から120個くらいの卵を産むとされる。 今シーズンの上陸期間は5月23日~8月10日で、初産卵は5月23日にあった。月別では7月が上陸、産卵が最も多く、上陸82回、産卵31回だった。最も上陸が多かった日は7月18日で7回上陸し、2回の産卵。最も産卵が多かったのは7月4日で上陸5回、産卵4回だった。 昨年の上陸期間は5月22日~8月22日で、上陸271回、産卵127回。今年は昨年と比べると、上陸回数で約4割減、産卵回数で半分以下になった。 過去10年では2015年の上陸176回、産卵82回が今年に次いで少なかった。最も多い年は12年で上陸728回、産卵293回だった。 ふ化は8月に入って始まっているという。
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