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親子記者事業で長崎市訪問 「悲しい戦争二度と」 帯広

 日本非核宣言自治体協議会主催の「親子記者事業」に、帯広から稲田小4年の杉原編(あむ)さん(9)と母輝美さん(44)が参加し、7~11日に長崎市を訪問した。帯広からの参加は2011年度以来。2人は15日に帰帯報告で市役所を訪れ、編さんは「原爆で多くの人が亡くなったことを知り、二度と戦争をしてはいけないと思った」と語った。

長崎での活動を前田副市長に報告する(左から)杉原編さんと輝美さん

 事業は、原爆犠牲者慰霊平和祈念式典や平和活動に取り組む人などの取材と新聞作りを通じ、被爆の実相や平和の尊さを発信することが狙い。今年度は全国から170組の応募があり、抽選で9組が選ばれた。

 昨年の北朝鮮のミサイル発射の際に、編さんから「ミサイルって何」と聞かれた輝美さんが、親子で戦争や平和について考える機会にしようと応募。編さんは学校でもこれまで戦争について学んだことはないと言い、初めて戦争を身近に感じるきっかけになった。

 平和公園で、水を求めて亡くなっていった被爆者の慰霊のために噴水が設置されていることを知った編さんは、「かわいそうで悲しい気持ちになった」。取材活動では、式典参加のため長崎を訪れていた駐日フィリピン大使へのインタビューの機会も。日本が核兵器禁止条約に参加しないことをどう思うか聞いたところ、「賛成できない事情があるのではないか。安倍総理に直接聞いてみて」との答えをもらったという。

 報告を受けた前田正明副市長は「平和で安全な暮らしがいかに大切か知り、大きくなったら何ができるか考えるきっかけに」と期待した。編さんは長崎訪問を自由研究のテーマにする考え。また、「もっと戦争のことを学んで、大学生になったらスタッフ(事業をサポートする学生ボランティア)になりたい」と話す。

 9組が執筆した「親子記者新聞」は今月下旬に同協議会の会員自治体に配布される他、協議会ホームページでも見られる。

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