過去最多に並ぶ約4万3000発の花火が打ち上がった第70回諏訪湖祭湖上花火大会=岡谷市の諏訪湖畔
第70回諏訪湖祭湖上花火大会(実行委員会主催)は15日夜、諏訪市の諏訪湖で開いた。「70周年記念 新・諏訪湖劇場開幕」との大会コンセプトを初めて設定し、水上スターマインやナイヤガラなど過去最多だった第60回に並ぶ約4万3000発が湖上を彩った。尺玉(10号玉)の打ち上げ台を増やすなど豪華さがアップ。小雨に見舞われたが途中でやみ、実行委発表で約50万人の見物客を魅了した。
戦後、市民を元気づけようと1949年に始まり、年々規模を拡大して国内屈指の花火大会に成長した。実行委会長の金子ゆかり市長は「素晴らしく豪華な花火を用意した。最後まで見て帰ってほしい」とあいさつして点火。「バリバリバリ」というごう音とともに色鮮やかな花火が打ち上がり、開幕から観客を圧倒した。
2部構成で計24セットを用意し、第1部の競技花火はこれまで別だった10号玉打ち上げとスターマインの競技を統合した。スターマインは1カ所から2カ所に打ち上げ場所を増やし、県内外煙火店10社が華やかさやアイデアを競った。
事業所、個人の協賛金総額が8830万円と過去最高に上り、第2部も大型の花火が次々と登場した。終盤の尺玉大スターマインは、初めて初島以外の尺玉用の打ち上げ台として湖上に金属製の支えを10基設置。上空で直径320メートルに及ぶ大輪がワイドに打ち上がり、観客を沸かせた。
半円状の花火が2方向から接近する諏訪湖ならではの水上大スターマイン「キス・オブ・ファイヤー」、全長2キロにわたる大ナイヤガラも派手に湖上を染め、フィナーレを飾った。
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