熊楠ゆかりの植物栽培
栽培を進めている南方熊楠ゆかりの植物「イセハナビ」(白浜町で)
和歌山県白浜町の南方熊楠記念館は、熊楠ゆかりの植物「イセハナビ」(キツネノマゴ科)と「ハカマカズラ」(マメ科)の栽培に取り組んでいる。学術スタッフの土永知子さん(58)は「植物を身近に感じて、来館者に楽しんでもらえたら」と話している。 イセハナビは熊楠が自宅で育てていた花で、手紙や日記にも登場する。上富田町岩田出身の画家、稲田米花による熊楠の肖像画では熊楠の傍らに描かれており、この肖像画は記念館で見ることができる。 記念館では、土永さんが田辺市中屋敷町にある熊楠邸のイセハナビを1枝もらい、自宅で増やした50株を鉢で育てている。現在は小さな淡紫色の花を咲かせている。 ハカマカズラは熊楠が保全活動に尽力した田辺市の「神島」に自生。熊楠が種の保存を強く訴え、神島の保全活動のきっかけになった植物でもある。 8月初めに発芽させた苗を20株ほど植えて、成長を観察している。乾燥に強くて成長が早く、土永さんは荒れ地の緑化に活用できると考えている。
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