道東沖のサンマ棒受け網漁で農林水産大臣許可の小型船（１０㌧以上２０㌧未満船）のうち１隻が１３日、厚岸港に初水揚げを行った。

　同漁は今季、１０日に解禁。釧路、根室管内の各港から、約５０隻が出漁した。この日、厚岸港にはサンマ約４・５㌧が水揚げされ、一部が厚岸漁協直売店の店頭に並んだ。体長は２０～３０㌢、魚体は重くて大ぶり。浜値は１㌔当たり１２５０円～１５００円。

　同直売店は、発泡スチロール箱詰めの刺し身用鮮さんま約２㌔を税込み５５９４円で販売。品定めしていた来店客らは「ちょっと、手が出ないよね」「お盆だし、新物なので買おうかな」などと話していた。同直売店の渡邊恵汰さんも「もっと、水揚げが増えれば、値段が落ち着く。多くのお客さまに食べてもらいたい」と話し、豊漁を期待している。

　今後、釧路港や根室・花咲港などでも水揚げが予定されている。