雪形「島田娘」姿現す 中央アルプス宝剣岳

駒ケ根高原の八重桜に彩られた雪形「島田娘」
中央アルプスを代表する雪形「島田娘」の姿が、宝剣岳から南へ続く稜線の東斜面に現れている。駒ケ根市の駒ケ根高原に咲く八重桜の合間からのぞくと、薄紅色の花嫁衣装に彩られているかのようなたたずまいを見せている。
「島田娘」は、雪解けにより現れる黒い山肌が島田髷を結った女性の姿に見えるところから名付けられた。市立博物館によると、かつては地元の女性たちから「嫁さま」の愛称で親しまれた。「その姿は雪解けが進むにつれて次第にふくよかになる」という。
今年は春先の気温上昇で、いったんは例年の4月中旬よりも早く出現したものの、今月上旬の降雪で一度その姿を消し、再び現れた。市内ではここ数日各種の会合で、島田娘の出現に春の訪れを喜ぶ内容のあいさつが聞こえる。
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