
豊年祈願で棒踊りスナイを奉納する西公民館棒座の皆さん=5日、祖納の十山御願
【与那国】町内豊年祭の最後を飾る祖納の東、西、嶋仲で構成する「祖納自治公民館連絡協議会」(会長・真謝喜八郎西自治公民館長)は5日、「十山御願」(とぅやまうんがん)=祖納=で豊年祭を行い、この1年の収穫への感謝と向こう1年の豊年を祈願した。午前は子供会、農協などの各団体のおみこしが集落内をパレードした後、午後から「十山御願」で各館の芸能を奉納した。
真謝館長はあいさつで「豊作に感謝してゆがふ(世果報)を願う」と喜びを述べ、外間守吉町長は「島の生産高は人口が同じくらいの多良間村と比べ3分の1でしかない。農家の生産力に期待したい」とあいさつした。
JA与那国支店長の瑞慶覧隆氏は、この1年間の作柄などの経過報告を行い、奉納芸能では独特で強烈な「ンヌン」(太鼓)の連打で座開きした後、舞踊「来夏節」や歌劇要素を取り入れた「豊年歌劇」などを踊った。
棒踊りの演舞では六尺棒を振り回し、子どもたちも負けじと三尺棒で踊った。「スラ棒踊」(ンビチ棒とも言う)の独特の演舞に会場から花銭が投げられ指笛が飛び交った。夜は同御願でドゥンタが行われ、祭り火がたかれた境内で住民が火の回りを囲んだ巻き踊りで無病息災を願った。
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