豊橋市二川町の「二川宿本陣資料館」と商家「駒屋」で、「ひなまつり」の展示が始まった。

江戸時代中期の「享保びな」=いずれも二川宿本陣資料館
本陣資料館では、江戸時代から現代までのひな人形を中心に約2500点を展示している。馬場家本陣では、板の間につるし飾りと段飾りを飾ったほか、主屋や玄関棟には豪華な御殿飾りや段飾り、地元愛好会によるつるし飾りや折り紙びなを並べた。資料館企画展示室では、江戸時代の貴重な「享保びな」などが鑑賞できる。天神さまや土びなのほか、昭和初期の段飾りや江戸時代の狆(ちん)の土人形など、初お披露目の展示品も。狆は人形後部に年号や価格が書き込まれた貴重な資料でもあるという。

室内を埋め尽くすつるし飾り
期間中の土日曜、祝日は「おひめさま、おとのさまになろう」と題し、衣装を着て写真撮影ができるほか、21日午前10時からは「出張!ここにこin二川宿本陣資料館」として、ここにこのイメージキャラクター「ニコリン」「ココネコ」のつるし雛づくり体験を企画。23日には雅楽、28日には琴の演奏会も予定している。
展示は3月15日まで。一般400円、小中高生100円(ほの国こどもパスポート利用で無料)、市内在住の70歳以上100円。

本陣板の間を彩る段飾り
一方、商家「駒屋」では今年も、役目を終え供養を受けたひな人形を再生させ、趣向を凝らした展示で見る人に幸せを運ぶ「福よせ雛(びな)」を展示している。毎年テーマを変え、今回は「昭和100年」を振り返っている。

昭和100年を振り返る「福よせ雛」=商家「駒屋」で
「1960年 ダッコちゃんブーム」「1964年 東京オリンピック開幕&東海道新幹線開通」「1969年 アポロ11号月面有人着陸」「1976年 ピンク・レディー デビュー」「2020年 ステイホーム」「2025年 中央高校野球部甲子園出場」など。主屋から離れ座敷に向け、昭和から平成、令和まで、国内や豊橋での大きな出来事や流行を人形や小物で順に再現。来館者が展示を見ながら懐かしそうに会話を弾ませている。
ボランティアらが現在も福よせ雛を追加しており、期間中に800~1000体の展示を目標にしているという。14日には展示用の人形を作る「福よせ雛づくり体験」もある。入館無料、展示は3月29日まで。
おひなさま出張展示
関連で「おひなさま出張展示」も開催中。市視聴覚教育センターは3月8日まで。豊橋競輪場は3月15日まで、市美術博物館は7日から3月3日まで、二川生涯学習センターには11日から3月15日まで、ひな人形の展示がある。
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