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北羽新報社

能代役七夕、城郭灯籠2基勇壮に

夕闇に浮かぶ万町組の城郭灯籠2基。笛、太鼓のはやし手たちが道中ばやしを響かせる(能代市元町で)

 能代の七夕ウイークの最後を飾る伝統の「役七夕」は6日、能代市中心部で行われた。当番の万町組が運行する2基の城郭灯籠が道中ばやしを奏でながら、威勢のいい掛け声とともに練り歩いた。この日は曇り空で気温は上がらなかったが、日が暮れた街に、灯籠が色鮮やかに浮かび上がり、地域を祭りの熱気で満たした。

 役七夕は、市中心部の五町組が担い、運行の当番が各町組に5年に一度回ってくる。今年の当番は万町組で、町組のリーダー格の親丁・万若、枝丁の中若と上川若、幸若、羽立若で構成。運行のまとめ役「大丁」は万若が務めた。
 万町組では昭和43年まで各若の5灯籠が運行していたが、48年以降は万若以外の4若が運行人員の確保の難しさなどから合同若を出すようになり、万若と合同若の2基による運行が続いている。
 6日の同市は朝から雲に覆われ、時折雨が降った。最高気温は21・2度(午前10時42分)にとどまり、「祭り日和」の天気とはならなかったが、2基の城郭灯籠は午後3時30分に万若会所を出発すると、道中ばやしと威勢のいい掛け声を響かせながら、街なかを堂々と練り歩いた。
 午後6時すぎからJR能代駅前で大休止した後、風の松原通りや西通町などを経て柳町通りに入り、午後8時すぎから太鼓のそろい打ちを披露。夜の街に2基の城郭灯籠が色鮮やかに浮かび上がる中、迫力ある太鼓の音色が見物客を祭りの興奮に包み込んだ。
 柳町通りから畠町通りに向かうため、「たっぺの坂」を上る場面では、引き手の男衆たちが懸命に綱を引っ張って坂を駆け上がり、役七夕の心意気を見せた。万若と合同若は午後9時すぎから万町で2度目の太鼓のそろい打ちをし、初日の運行を終えた。
 きょう7日は「シャチ流し」が行われる。午後5時40分から2基のシャチ灯籠を万町組の関係町内などで運行した後、能代港下浜ふ頭から水面に浮かべ、午後8時に点火する。

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