広尾・十勝港 水揚げ全国10位 マイワシけん引 グルメも脚光
青森県八戸市は2025年の全国主要漁港(市場)の水揚げ高と数量(速報値)をまとめた。水揚げ数量は、広尾(十勝港)が5万5698トンで10位となった。トップ10入りは2023年以来2年ぶり。マイワシ漁が全体を底上げした。道内では釧路(12万8768トン)に次いで2位。

十勝港で水揚げされるマイワシ(昨年秋、池下産業提供)
同市では「水産行政を進める上での参考データ」として、全国主要漁港の水揚げ状況を独自に調査・集計し、速報値と確定値をそれぞれ発表している。
近年はマイワシの好漁を背景に水揚げが伸びる広尾については、広尾町内の水産関係者や業界紙の情報提供などを受け、23年から調査対象に追加。同年は8位だった。
広尾の25年水揚げ数量は計55698トン。前年を6094トン(9.9%)下回ったが、八戸や気仙沼(宮城県)など主要港が伸び悩み、10位にランクインした。根室(5万389トン)は11位、稚内(4万9318トン)は12位だった。
水揚げ高は焼津(静岡県)が460億円でトップ。道内は根室(230億)が6位、稚内(164億円)が10位だった。
広尾では主に国産ミール(家畜や養殖魚の飼料になる魚粉)の原料として、道東冲のマイワシが水揚げされている。町水産商工観光課によると、マイワシが主体の巻き網漁の25年水揚げ量は5万556トン(前年比11.2%減)だった。広尾漁協によると、地元沿岸漁業の水揚げは若干の回復がみられたという。
広尾のマイワシは近年、グルメの面でも注目を浴びている。町内の池下産業は、産卵前の9~10月に水揚げされるマイワシの中でも、脂の乗りが極めて良い魚を厳選した「大トロいわし」を商品化。回転ずしチェーンやリゾートホテルなどに、通年で販売している。

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