1万本のダイコンゆらゆら、阿知須で寒漬けづくり【山口】

やぐら干しされたダイコン(あぐりてらす阿知須で)
20日は、一年で最も寒さが厳しくなるとされる二十四節気の一つ「大寒」。山口市阿知須の農産物生産・加工販売「あぐりてらす阿知須」(長尾智美社長)では、ダイコンの寒漬け作りが最盛期を迎え、やぐら干しされた約1万本が寒風に揺れている。
寒漬けは、塩漬けしたダイコンを2、3カ月間寒風にさらして乾燥させ、あめ色になったものをさらに1カ月ほど日陰で寝かせる。その後、半年ほど熟成させ、細かく刻んでみりんやしょうゆに漬け込んだら完成。パリパリとした歯応えと独特の香りが特徴で、地域の特産品として親しまれている。
今年はダイコンの身太りが例年ほど良くなく、干す期間をやや短縮するという。月末までに本数を1万8000本に増やす見込み。
かつては冬になると地域のあちらこちらでダイコンのすだれ干しが見られたが、高齢化などにより担い手は減少している。伝統の味を次世代に残そうと、同社では10年以上前から生産に取り組んできた。
担当の若崎琴乃さん(21)は阿知須出身で、「カレーの付け合わせといえば寒漬けだった」と振り返る。「小学校の体験授業でも学び、やぐら干しを見て育った。伝統の味を守り、伝えていきたい」と話す。
そのまま食べるのはもちろん、細かく刻んでおにぎりの具やタルタルソースに入れるのもお薦めだという。
道の駅きららあじすで、「ごま入り」「唐辛子入り」の2種類を販売。価格は100㌘380円、180㌘670円。
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