宇宙を身近に、JAXAコズミックカレッジ
完成したペンシルロケットを飛ばす子どもたち(市立図書館で)
宇部市宇宙教育推進協議会主催の「JAXA(宇宙航空研究開発機構)コズミックカレッジ」が5日、市立図書館で開かれた。小学1・2年生とその保護者ら60人が参加。ペンシルロケットを作って飛ばして遊び、ロケットが飛ぶ仕組みに関心を持った。市は宇宙を素材とした教育を推進し、科学技術に関心のある子どもたちを育成していくことを目指して同協議会を設置し、初めてのワークショップを開いた。NPO法人宇宙アドバイザー協会の鈴木圭子さんが講師を務めた。
ペットボトル製のロケットにアルコールを入れ、熱して気化させたところに電気を流して飛ばす実験を見学。ロケットを直進させるために羽根がなくてはならないことなど、構造に関する話を聞いた後、ペンシルロケットの製作に取り掛かった。紙を切り貼りして鉛筆ほどの長さのロケットを完成させ、ストローを挿し込んで息を勢いよく吹き込み、飛ばして遊んだ。同協議会は今後の事業として、宇宙教育セミナーを10月13日に山口大工学部で開催。10月20、21日は青少年会館で、NASA(米航空宇宙局)やJAXAの提供データを基にしたアプリケーション開発イベント「スペースアップスチャレンジ」を開く。また、人工衛星からのオープンデータを活用して防災マップを作成する小・中学生対象の講座を11月以降に開催する予定。
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