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出羽ジャパンサイクルプロジェクトシンポジウム NCR認定向け機運醸成図る JOC橋本会長の講演やパネル討議

 鶴岡、酒田両市の自転車愛好家らが先月に設立した「出羽国(でわのくに)自転車活用推進協議会」(佐藤香奈子会長、7人)による、自転車を活用した地域づくりを共に考察する「出羽ジャパンサイクルプロジェクトシンポジウム」が11日、酒田市総合文化センターで開かれた。オリンピアンで日本オリンピック委員会(JOC)の会長を務める橋本聖子参院議員による基調講演、パネル討議などを通し、同協議会が構築したサイクルルートの国「ナショナルサイクルルート(NCR)」認定に向けて機運醸成を図った。

講演でスポーツの持つ可能性を紹介した橋本参院議員

 同協議会が掲げる「出羽ジャパンサイクルプロジェクト」は、自転車の活用を通して観光、地域交通、健康、暮らしの好循環を推進するもの。県や庄内5市町と連携して道路環境の整備、全国規模のロードレース大会誘致を図り、2030年度までに県策定モデルルートを軸として構築した遊佐町吹浦―鶴岡市鼠ケ関の沿岸コース(78・5キロ)など5コースで構成する「出羽の国サイクルルート」のNCR認定を目指す。

 この日は行政や経済界の関係者、両市民ら250人余が参加。橋本議員は「スポーツにおける社会開発―心豊かな健康街づくりに向けて」と題し五輪の歴史やJOCの取り組み、東京2020五輪・パラリンピックのレガシー(遺産)などを解説。設立に尽力したナショナルトレーニングセンターに触れ、「医学と科学の力で徹底した体の分析ができるようになったことから日本のアスリートの能力が上がった。選手寿命が長くなり、これによって技術が向上。けがの予知ができるようになった」と。NCR認定に向けて「スポーツこそ日本、世界を救う産業になる。未来につなぐ道を庄内から築き上げて」と呼び掛けた。

 引き続き同協議会の大森義一副会長(ブレンスタッフ社長)が30年度までのスケジュールを説明。橋本議員、江島潔参院議員(自転車活用推進議員連盟事務局長)がモデレーター、五輪自転車競技元日本代表の飯島誠さん(ブリヂストンサイクル)、国土交通省道路局参事官で自転車活用推進本部事務局次長の土田宏道さんらがパネリストとなり、「NCRが拓(ひら)く地域の未来」のテーマで討議した。

 佐藤会長は「自転車を通じて、庄内地域の素晴らしさを世界に発信したい」と話した。

NCR認定に向け機運醸成を図ったパネル討議

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