アダン葉でハブと馬作る 博物館の夏休み手作り教室
アダン葉で作った馬をうれしそうに見る児童ら=4日午前、八重山博物館
石垣市立八重山博物館(浦崎英秀館長)夏休み恒例のこども手作り教室「アダン葉おもちゃ作り」が4日、同館で行われ、市内の小学生約40人が午前と午後の部に分かれてアダン葉を使った八重山の伝統玩具、指ハブと馬の作り方を学んだ。同館の学芸員寄川和彦氏が講師を務めた。
教室は、郷土に伝わる玩具作りを通して、伝統文化への興味・関心を高めようと実施している。 この日の教室では、寄川氏が海岸付近に自生するアダンの特徴を紹介。葉を玩具の材料にするため、とげに注意しながら約1㌢幅に整えた。
説明の後、あらかじめ用意した処理後のアダン葉を配り、指ハブや馬作りに取り組んだ。児童らは保護者と協力しながら、説明書に沿って葉を編み込み、完成させた。 親子で参加した根原瑠菜さん(7)は「最後に馬の顔を縛るところが難しかったが、アダンでおもちゃが作れるとは思わなかった。夏休みの宿題として提出できる」と出来栄えに満足していた。
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