熊野古道巡り交流 平泉から児童15人
平泉町の小学生たちに伏拝王子について説明する本宮町の小学生(左)=2日、田辺市本宮町で
岩手県平泉町の小学5、6年生15人が1~3日、和歌山県田辺市を訪れ、世界遺産の熊野古道などを巡った。「武蔵坊弁慶」生誕の地と終焉(しゅうえん)の地の縁で両市町は1982年に姉妹都市提携を結んでいる。 町外にあるゆかりの地を巡り、平泉を学ぼうと町教育委員会が2012年から毎年実施している「ジュニア文化歴訪団」。今年は初めて東北地方以外の土地を訪れることになり、同じ世界遺産の地でもある田辺市を選んだ。
一行は初日、闘鶏神社(田辺市東陽)などを見学し、2日目は同市本宮町の伏拝王子から熊野本宮大社までの熊野古道3・3キロを地元本宮小学校と三里小学校の26人の案内で歩いた。参拝を断念しようとした和泉式部を熊野権現が快く受け入れたという伝説などの説明を受けた。3日目は南方熊楠記念館(白浜町)を見学した。
初めて熊野古道を歩いた平泉小学校6年の千葉迅人君(11)は「古道にある木の根を見て自然がすごいと思った」。同小6年の佐々木裕恩さん(12)は「熊野川が見えた時に感動した。帰ってから本宮の神様について詳しく調べてみたい」と声を弾ませた。 本宮小学校の竹辺志朗校長(57)は「互いに交流を深めることができた。これを機会につながりが深まれば」と話した。
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